この記事をご覧になっている方は、Webデザイナーを目指して転職活動中ではないでしょうか?
今回の記事では、賛否両論あるSES企業への就職について書きます。
SES企業の存在は一種のビジネスなので否定はしません。
しかし、本当にWebデザイナーになりたいという方にとってはミスマッチになるため、この記事を書きます。
実務未経験で、Webデザイナーを目指したい!
実務未経験で、Web業界に就職できるのか?
そういった方向けに書いています。
簡単登録で、あなたの年収査定ができます。
自分はどういった点で求められているのかが知れて、就職活動の自己分析に役立ちます。
※転職エージェント利用の場合は、ベンチマークとして活用もできます。
SESってなに?
Sincerity Excellent Smile ではありません。
SES (System Engineering Service)は、特定の業務に対して労働力を提供する契約形態です。
昔はIT企業がメインでしたが、今はWeb業界にも普及しています。
理由は、業界の構造が似ている、いや酷似しているからです。
そんな状況下でのこのネーミングは。。。という、闇には触れないでおきましょう。。。
特徴として、仕事を依頼する側に指揮権限はなく、提供者側(SES企業)の指揮のもとで業務をします。
そのため、業務委託に似ています。
SES企業の求人について
勤務地が「○○県におけるお客様先常駐」等、記載されています。
どこで働くのかわからないのです。
そして目を惹くのが「未経験からWeb業界デビュー」というキャッチコピー
ハーメルンの笛吹き男並みの求心力があります。
未経験からでもしっかり研修できる制度が魅力だったりもし、ランディングページもしっかり作りこまれています。
おまけに入社のハードルが低いです。
勤務時間と勤務地が「プロジェクトによって異なる」だと、SESの可能性は非常に高いです。
どこがおすすめできないの?
冒頭で述べた通り、本当にWebデザイナーになりたいという方にとってはミスマッチになるためです。
SES企業の生業は、特定の業務に対して労働力を提供することです。
そのため、下記のような事象が起こります。
○○という業務に人員を派遣してもらえない?
一人月60万円で。
はいー。
えーと、筆者さんでいいや。
給料20万円にしよう。
後日
筆者さん、○○って業務があるからそこに行ってくれない?
あ。。。はい。
(Webデザイナーの仕事なのかなあ)
※基本、拒否はできません。
配属先の会社にて
Webデザインに全然関わらない!
簡単な事務作業ばかり!
うわあああ~
このような形で、本当にWebデザイナーになりたいという方の「Webデザインの仕事がしたい」「Webデザイナーとして経験を積みたい」という願望が叶えられないのです。
よって残念ながら、Webデザイナーになれないのです。
※案件によってはWebデザインに関われる場合もありますが、可能性は限りなく薄いと考えてよいでしょう。
メリットはないの?
未経験でも入社できて(ハードルが低い)、研修で知識を身につけられるという点でしょうか。
とても良い制度です。
では、なぜこのような待遇をしてもらえるのか?
あなたが入社して、常駐先が決まれば、元手を回収できるからです。
常駐先が決まれば、マージンが月単位で入ります。
研修費用は初期投資なだけで、後々容易に回収できるのです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
SES企業への就職は「なりたい職種がある」という方にはおすすめできません。
しかし、働き方はいろいろあります。
「子育てがひと段落したからフルタイムで働きたい」「とくにやりたい仕事はないけど、綺麗なオフィスで働きたい」といった方にはおすすめです。
本当にWebデザイナーになりたいという方は、制作会社や事業会社に就職しましょう。
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