未経験からWEB系職種を目指す方が耳にする、Webクリエイター能力認定試験について、筆者も受けてきたのでレポートします。
個人差はあると思うので、あくまで参考程度にお留めください。
Webクリエイター能力認定試験についてある程度の基本情報(試験方法、合格率、受験料など)は知っている前提でお話を進めます。
まだあまり情報を知らないという方は下記を参考にしてください。
・どういった勉強方法をしたのか知りたい
・試験の難易度を知りたい
・試験の感想や体験を知りたい
そういった方向けの記事になります
試験について
職業訓練校の先生から、「試験開催します」のお話を聞いたのがトリガーになります。
職業訓練校入校の際に取得できる資格に含まれていたのですが、内容はあまり知りませんでした。
さっそくググったり、聞いたりして調べて下記だったため受験を決意しました。
- 未経験のWebデザイナー志望者にとって、実力を測れる資格
- 難易度は低めの取りやすい資格
- 実際にWEB制作会社で採用を担当している方から「未経験なら取っておいたほうがいいよ」と言われた
・認定基準が、スタンダード・エキスパートの2種類
とありますが、試験のバージョン「HTML5対応版」の認定基準「エキスパート」を受験することをおすすめします。
特別な理由がない限りです。
なぜなら、HTMLの最新バージョンで、認定基準は上位であり、一番ニーズがあるからです。
どういった勉強方法をしたのか
推奨されている勉強方法は、公式テキストと問題集の繰り返しです。
公式テキストと問題集の入手方法
メルカリで多く出品されています。納品も早いですし、価格も安く済ませられるのでおすすめです。
公式テキストはお近くの大型書店でも購入することができます。
問題集は「Webクリエイター能力認定試験」の公式ホームページの問題集購入ページのみでしか販売していません。
ただ、両方揃えるのはお金がかかります。
HTMLやCSSに自信があるという方は、問題集のみでもかまわないと思います。
筆者の学習方法
筆者の学習時間は 5時間 でした。
使用テキストは、メルカリで買った公式テキストのみです。
正直、同じことの反復になりそうで、モチベーションが上がらなかったです。
・パソコン中級者
・職業訓練校にて約1ヶ月HTMLやCSSの学習をしており、ある程度の知識はあった
・前職がIT企業だったため、ITリテラシーはそれなりにあった(基本情報技術者保有)
メインで学習した箇所は下記になります。
- 公式ホームページから過去問をダウンロードし、操作性を検証した
- 授業で習っていなかったWebデザインの知識問題を公式テキストを見ながら学習した
- 公式テキストの最終ページのソースコードを見て、ある程度の構造理解をした
- 公式テキストの最終ページの配点表を見て、減点対象項目を確認した
受験後に後悔したことは、過去問を最後まで解いておくべきだったなと思いました。
試験後にコードが合っているかどうかの感覚がわからなかったためです。
試験の難易度
難易度は低めで、取得しやすい資格です。
「取得しやすい資格って意味ないんじゃない?」と思われがちですが、職業訓練校で学んだことをしっかりできてますよという証明として活かせば問題ないと考えています。取得が目的ではないということです。
公式ホームページでも、合格率は80%以上と記載しているので、全体で見ても難易度は高くないといえるのではないでしょうか。
※テキストにざっくり目を通していただけだと見落としてしまいそうな細かい所からも出題される
上記については注意が必要です。不安な場合は、公式テキスト以外でもWebデザインの基礎の本に目を通しておくとよいかもしれません。
試験の感想や体験
個人の感想ですが、なかなかに歯ごたえのある試験でした。
タグやコードを全然覚えていなかったので、受験者用リファレンス(HTML5&CSS)とにらめっこでした。
「こういうタグあるんだ。どう仕込むんだろう」って確認をしてると、どんどん時間が無くなっていきます。
中には、解説が甘いタグがあって、どこに配置すればいいか悩んだり。。。
なんとかギリギリページは完成しましたが、一部タグの配置をミスしてしまってレイアウトが崩れていました。
・タイピングの速さ
・スペルミスしない正確性さ
・コピー&ペーストの速さ
・受験者用リファレンスを見ない知識
受験者用リファレンスに頼り切っていると、筆者のように時間が足りなくなってしまいます。
90分~110分の短い中で合格するためには、事前の練習が必要であると認識しました。
公式ホームページに上記が記載されており、コーディング内容の採点はサーティファイの判断となります。
基本的に問題の指示どおりにコーディングしていけば良いのですが、変に知識が付き始めると「これってこうしたほうが」とモヤっとします。
P.S. 無事に合格しました。 2020/9/18
まとめ
職業訓練でいろんな科目を学習していく中で、Webクリエイター能力認定試験エキスパートの受験は、HTMLとCSSを見直したり、触れたりする良い機会になりました。合格していても、そうでなくても、学習する内容は大いに役立ちます。
資格取得の難易度は低いながらも、WebデザインやWebサイトの構成の基礎をしっかり学べる資格試験という印象を持ちました。
Webデザイナー志望の方にはおすすめの資格になります。
この記事が資格取得を目指している、検討している、といった方のご参考になれば幸いです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
筆者は、職業訓練校卒で、「職業訓練校体験記」を書いています。
職業訓練校ってどんなところなんだろうと思っている方、ぜひご一読ください!
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