みなさま、「スラッシュワーカー」「ポートフォリオワーカー」という言葉はご存じですか?
例えば、こんな感じです。
ふらんぶです!フリーでデザイナーとして働いています。
Webデザイナー / Webマーケター / 写真家 / 料理人 / テレアポバイト
名前のとおり、SNSでよく見かける肩書きです。
「/」を用いているから、「スラッシュワーカー」と呼ばれています。
「ポートフォリオワーカー」も同じ意味です。
「ポートフォリオ」は金融用語です。
NISAや確定拠出年金(iDeCo)をやっている方は馴染みのある言葉かと思います。
今回の記事では、『ポートフォリオワーカー』で統一し、書いていきます。
未経験Webデザイナーの副業方法はこちら
ポートフォリオワーカーの言葉の登場
イギリスの組織論学者・心理学者 リンダ・グラットン氏の著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』という本に記載されています。
本書において、人生には以下の3つのステージがあるとされています。
②インディペンデント・プロデューサー:組織に属さず、自分で事業を興す人
③ポートフォリオワーカー:複数の仕事を組み合わせて働く人
まさに、これは「ノマドワーカー」を指しますね。
ポートフォリオワーカーについて
働き方改革やコロナ禍において、上記の「エクスプローラー」を実行した人は多いのではないでしょうか。
ポートフォリオワーカーの特徴として、パラレルで仕事をしていることです。
・本業+ボランティア
・副業の掛け持ち
広義に言えば、フリーターも含まれます。
ポートフォリオの組み合わせが大切
本記事の肝になります。
ポートフォリオワーカー=パラレルで働く
この概念において、単純に同じ仕事を組み合わせるという発想は危険だということです。
例えば、下記のような場合が該当します。
「稼ぐ」という目的だと、今自分の持っているスキルを別のところで使うという発想になりがちです。
筆者の場合もそうでした。
ただ、このやり方は「ポートフォリオワーカー」とは言えません。
短期的な収益だけを見ずに、長期的な生き方やキャリアで仕事を選びましょう。
Webデザイナーとしては一流のプロに成長すると思いますが、Webデザイナーという職が無くなったら終わりです。
理想としては、下記のような形でしょうか。
本業と関連のある副業を選択するとよいでしょう。
今後のキャリアにおいて、掎角の勢を為すことは間違いないでしょう。
実施している人は多くないですか?
たしかに、SNSでは「デザインとマーケティング」でポートフォリオを組んでいる人は多いです。
次のステップとして、そのポートフォリオの組み合わせに独自性があるかどうかです。
「デザインとマーケティング」の場合は多いので、競争が激しいです。
しかし、下記のように組み合わせを増やせば独自性が増します。
・デザイナーとマーケターとネイリスト
・デザイナーとマーケターとDJ
これがどんどん増えると、SNSで見かけるスラッシュワーカーですね。
ポートフォリオワーカーのメリット
ポートフォリオという言葉どおり、収入源の分散ができる
→ 一つの仕事の需要がなくなっても、他の仕事で収入を得られます。
スキルや肩書きの組み合わせで、独自性のある人間になれる
→ ○○だけでなく、○○もできるんだという期待値から、別の仕事を紹介されるチャンスも増えます。
ポートフォリオワーカーのデメリット
分散しているので、様々な管理が大変
→ あれもこれもと手を伸ばしている状態であるので、時間管理等が必要とされます。
スキルや肩書の専門性が薄れる
→ 認知度が薄い状態だと、「結局何ができる人なの?」と敬遠されがちです。
さいごに
短期的な収入ではなく、長期的に自分の目指すキャリアを考え、「ポートフォリオワーカー」になることをおすすめします。
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